どんなところでしたか?
イタリアはヴェネツィアだけだったのですが、第一印象は何て不思議なところだろうと思いました。
街じゅうに運河が張りめぐらされていて、唯一の交通手段は船だけ、というのは行く前から知っていたのですが、あまりイメージ出来ませんでした。
着いてみてなるほどこういうことか、と見て歩いて肌で実感してやっとわかりました。
まず生活音が他の都市と全然違います。
街中なのに車の音が聞こえないというのは初めての体験です。
遠くにヴァポレット(水上バス)のエンジン音が聞こえてくるくらいでしょうか。
少し異空間にいるような気分になります。
その他は、ひたすら徒歩で移動する人々のざわめきとか、荷台をゴロゴロと転がす(配達のトラックが街に入れないため)音とかが、狭い路地に反射している感じ。
更に、周りに水が張りめぐらされているというあまり普通ではない環境も手伝って、まったく別世界にいるような気分になりました。
ヴェネツィアらしい風景
それから街がまさに迷路みたいだということ。
それこそ狭い通りや無数の運河が入り組んでいるので、地図があっても何度も迷いました。
それがまた楽しかったりもするのですが。
ヨーロッパの街は今まであちこち旅行しましたが、こんな面白い街は他にないと思いました。
車がないのでみんな歩くしかなく(しかも現地の人は歩くスピードがとてつもなく速い!)、とにかく人が多いという印象を受けました。
それも普通の道ではないのです。
古い石造りの建物に囲まれたとても細い石畳の路地で、あちこちに橋がかかっていてそのアップダウンもある。
そういう場所を多くの人がいっぺんにかなりのスピードで移動しているという感じです。
ヴァポレットもありますが、これはある程度の距離を移動する時に使うだけで、大抵みんな歩いていますね。
お年寄りは大変だろうなと思いましたが、お年寄りはあまり見かけませんでした。
一番大変そうなのは、荷物などを運搬する人。
配達先までトラックで来れないわけですから、荷台に荷物を乗せて人ごみの中をガラガラと引っ張っていきます。
平日賑わっている地区では、少し歩けばそういう荷台を押す配達員とすれ違うといった感じで、たくさんの歩行者とそういう人たちとで込み合っていました。
こんな不思議な街ヴェネツィアですが、「ヴェニスを見て死ね」という言葉があるように、表現出来ないくらいに美しい場所でした。
しかも美しいだけでなく、他では感じられないユニークな生活スタイルに触れられる特別な街です。
私が訪れたのは冬だったのですが、夏のヴェネツィアもきっと素晴らしいと思います。
今度また季節を変えて訪れてみたいと思いました。

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